1962年6月25日西海岸のクラブ「Tsubo」でのライヴ。
多分、ジャズギター・アルバムの最高傑作。1曲目の表題曲から、テナーとギターの印象的なフレーズハーモニーで惹きつけられる。ポールチェンバースの硬質で引き締まったベースラインとキレのあるジミーコブのドラムプレイに支えられ、どの曲も最高の出来に仕上がっている。Caribaは、ウエスとグリフィン、ケリーのソロパートでのブルースアドリブ合戦がメロディアス。そのあともライヴならではの臨場感と高揚感で観客も巻き込んでのノリノリの演奏が続き、最後のS.O.S.で、最高潮に達する。ご一聴あれ。
Wes Montgomery – Full House
Wes Montgomery – guitar
Jimmy Cobb – drums
Johnny Griffin – tenor sax
Paul Chambers – bass
Wynton Kelly – piano