11月23日はファリャ氏の誕生日
(1876年11月23日 – 1946年11月14日)
ファリャ - バレエ音楽「恋は魔術師」全曲(1925年版) デュトワ モントリオール響
スペインの作曲家。晩年にフランコ政権を避けてアルゼンチンに亡命した。
初期作品には多くのサルスエラがあるが、中でも最も重要な作品は1幕形式のオペラ『はかなき人生』(1905年作曲、1913年初演)である。
1907年から1914年までパリに滞在。いち早くファリャの才能を認めたデュカスはオペラ・コミック座で『はかなき人生』を上演させ、ファリャをスペイン出身の作曲家アルベニスに紹介した。アルベニスからリカルド・ビニェス、ラヴェルへと人脈が広がり、芸術家のサークル「アパッシュ」に参加[2]、これとは別にドビュッシーとも親交を結んだ。
パリ滞在中にピアノと管弦楽のための『スペインの庭の夜』の作曲に着手するが、第一次世界大戦勃発に伴い1914年9月に帰国。マドリードに戻ってからは、『スペインの庭の夜』を完成(1915年)させたのに続き、バレエ音楽『恋は魔術師』(1915年作曲、単独でも演奏される〈火祭りの踊り〉で有名)、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲された『三角帽子』(1917年作曲)など、最も有名なファリャ作品が生み出された。これらの作品では、民族主義と印象主義の両方がバランスよく混在している。
作品
詳細は「ファリャの楽曲一覧」を参照
舞台作品
オペラ
- ビリャメディアーナの伯爵 G.1(人形オペラ、消失?)
- はかなき人生 G.35
- はかなき人生 G.39(フランス語版)
- ペドロ親方の人形芝居 G.65
サルスエラ
- イネスの恋 G.26
- ジュアナとペドラ(紛失)
- マルタの十字架(紛失)
- 戦下の虜囚(複写譜のみ)
劇付随音楽
- 東方の3博士の神秘劇 G.64
- 受難
- 夜明け(紛失)
- オセロ(紛失)
- 蛍
- 恋は盲目(紛失)
- バジルを洗う少女と興味津々の王子
- カンターロの乙女
バレエ音楽
その他
管弦楽曲
- 『三角帽子』 第1組曲 G.58、第2組曲 G.59
- 『恋は魔術師』組曲 G.69(7曲?)
- 4つの讃歌 G.86
協奏曲
- 交響的印象『スペインの庭の夜』 G.49
- クラヴサン協奏曲 G.71
室内楽曲
- メロディア G.4
- ロマンス G.6
- アンダルシアのセレナータ G.12
- 弦楽四重奏断章 G.30
ピアノ曲
- マズルカ ハ短調 G.11
- 歌 G.14
- セレナータ G.22
- 火祭りの踊り G.
- ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)
合唱曲
- 讃歌 G.36
歌曲
- プレリュード G.16
- ロンダのパン G.47
- 7つのスペイン民謡