3月8日は 映画監督 ジョージ・スティーヴンス氏の命日
1975年70歳で死去
Shane (シェーン)
アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、撮影監督。アカデミー賞受賞者。
1951年にジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の『アメリカの悲劇』のリメイク『陽のあたる場所』でアメリカの上流社会を夢見る若者の悲劇を描き、見事アカデミー監督賞を受賞。続いて1953年、西部劇の名作『シェーン』で少年の視点を通して西部に生きる開拓者とガンマンの交流を描き出した。
そして1955年、壮大な家族ドラマでジェームズ・ディーンの遺作となった『ジャイアンツ』でその名声を決定的なものにした。本作では2度目のアカデミー監督賞を受賞、アメリカの家庭劇を中心に描いたことから、ドメスティック・リアリズムの巨匠と称された。映画作りに関しては常に完璧主義者で、その作風は一つ一つのシーンやショットに画面の美しさと伏線的な効果を求めた為に、納得するまで何度もテイクを重ねることになり、ある時にはワン・シーンを撮るのに数ヶ月かかることがあったという。
フィルモグラフィー
- 『乙女よ嘆くな』- Alice Adams 1935年
- 『有頂天時代』- Swing Time 1936年
- 『踊る騎士』- A Damsel in Distress 1937年
- 『偽装の女』- Quality Street 1937年
- 『モーガン先生のロマンス』- Vivacious Lady 1938年
- 『ガンガ・ディン』- Gunga Din 1939年
- 『病院の一夜』- Virgil in the Night 1940年
- 『愛のアルバム』- Penny Serenade 1941年
- 『女性No.1』- Woman of the Year 1942年
- 『希望の降る街』- The Talk of the Town 1942年
- 『ママの想い出』- I Remember Mama 1948年
- 『陽のあたる場所』- A Place in the Sun 1951年
- 『シェーン』- Shane 1953年 – キネマ旬報ベスト・テン 第7位
- 『ジャイアンツ』- Giant 1956年
- 『アンネの日記』- The Diary of Anne Frank 1959年
- 『偉大な生涯の物語』- The Greatest Story Ever Told 1965年
- 『この愛にすべてを』- The Only Game in Town 1970年