1964年4月4日、ビルボードヒットチャートの1位から5位までをビートルズが独占しました
1位「キャント・バイ・ミー・ラヴ」、2位「ツイスト・アンド・シャウト」、3位「シー・ラヴズ・ユー」、4位「抱きしめたい」、5位「プリーズ・プリーズ・ミー」)。
The Beatles – Can’t Buy Me Love
The Beatles – Twist & Shout – 1964
She Loves You REMASTERED – Best Quality ever!
The Beatles – I Want To Hold Your Hand/HD
The Beatles – Please Please Me
この快挙は、当時のビートルズ人気の凄まじさを語る時に必ず話される有名な出来事です。
しかし、いくらビートルズ人気が爆発という状況だったとはいえ、このチャートは異常です~この5曲以外にも7曲もBEST100位内チャートインしていたわけです!
何故、このような奇跡的なことが起き得たのでしょうか?
アメリカに措いて1964年3月までにリリースされたシングル
[1963年]
・Please Please Me / Ask Me Why 2月25日(Vee Jay)
・From Me To You / Thank You Girl 5月27日(Vee Jay)
・She Loves You / I’ll Get You 9月16日(Swan)
・Roll Over Beethoven / Please Mr. Postman 12月9日(Capitol)
・I Want To Hold Your Hand / I Saw Her Standing There 12月26日(Capitol)
[1964年]
・Please Please Me / From Me To You 1月30日(Vee Jay)
・Ask Me Why / Anna (Vee Jay)
・Komm, gib mir deine Hand(ドイツ語) / Sie liebt dich(ドイツ語) 2月4日(Swan)
・All My Loving / This Boy 2月17日(Capitol)
・Twist & Shout / There’s A Place 3月2日(Tollie)
・Can’t Buy Me Love / You Can’t Do That 3月16日(Capitol)
・Do You Want To Know A Secret / Thank You Girl 3月23日(Vee Jay
この奇跡が起きた理由は?
ビートルズはアメリカ進出を試みるも、大手レコード会社(Capitol)から相手にされず、初めの内は小さなレーベル(Vee Jay など)からやむ得ずリリース~弱小レーベルの為、全く宣伝もされず英国でヒットした曲たちは話題にもならず、リリースされたという実績だけを積み重ね、埋没されるという状況を生みつつありました。
そんな中、「抱きしめたい」の突然のブレイクで、以前にリリースされていた曲が一挙に引きずられようにヒット・チャートを駆け上ったわけです~しかも、『チャンス到来!』とばかりに、可能な限り、シングル盤をリリースした結果が、このような奇跡を生み出しんですね!
現在のようなネット社会では、他国で流行ってる音楽などリアルタイムで耳にする事が出来るため、このようにヒット曲が知られることなく“溜め置かれる”ことなど考えにくい為、二度とこのような状況は生まれないでしょう・・・