1954年12月22日レコーディングが始まりました。
Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To
1954年のこの日、「ニューヨークのため息」という愛称で親しまれたHelen Merrillが、当時注目の的であった新人トランペッターであるClifford Brownバンドに伴奏してもらった「With Clifford Brown」盤を吹き込み始めています。その中でも、古今東西随一のジャズ・ヴォーカルと後に讃えられた「You’d Be So Nice to Come Home to」は、ちょうどこの日に録音されています。はかなさを漂わせるこの人のヴォーカルと、ブラウニーのつむぎ出す音とが絡み合うって、絶品アルバムが仕上がりました。