12月6日は 映画監督 山下耕作氏の命日
1998年68歳で死去
竜馬を斬った男
1952年に東映へ入社。内出好吉・内田吐夢・吉村公三郎・佐々木康・河野寿一・沢島忠・今井正らの助監督を経て、1961年 『若殿千両肌』で監督デビュー。
1963年 長谷川伸の戯曲『関の弥太っぺ』を映画化。その演出において表現された優しさと情感は、主演・中村錦之助の演技と共に絶賛された。任侠映画全盛期には数多くの作品を演出したが、1968年に監督した傑作『博奕打ち 総長賭博』(脚本・笠原和夫、主演・鶴田浩二)において悲劇美を極めた重厚な演出を示し、三島由紀夫に賞賛された。これは「仁侠映画」が芸術性を獲得した嚆矢となった。
1974年、神風特別攻撃隊を提案した大西瀧治郎中将を描いた『あゝ決戦航空隊』を監督。1976年には時代劇・仁侠映画をメインに活動している中で、脱獄を請け負うブラックビジネスを描いた千葉真一主演の異色作品『脱走遊戯』を演出した。1998年、多臓器不全のため死去。
映画
- 若殿千両肌 (1961年)
- 新黄金孔雀城 七人の騎士 三部作 (1961年)
- 関の彌太ッぺ (1963年)
- 江戸犯罪帳 黒い爪 (1963年)
- 大喧嘩 (1964年)
- 花と龍 (1965年)
- 隠密侍危機一髪 (1965年)
- 続 花と龍 洞海湾の決斗 (1965年)
- 兄弟仁義 (1965年)
- 大陸流れ者 (1966年)
- 続 兄弟仁義 (1966年)
- 兄弟仁義 関東三兄弟 (1966年)
- 一心太助 江戸っ子祭り (1967年)
- 兄弟仁義 続 関東三兄弟 (1967年)
- 男涙の破門状 (1967年)
- 兄弟仁義 関東命知らず (1967年)
- 博奕打ち 総長賭博 (1968年)
- 男の勝負 関東嵐 (1967年)
- 男の勝負 白虎の鉄 (1968年)
- 極道 (1968年)
- 前科者 (1968年)
- 帰って来た極道 (1968年)
- 緋牡丹博徒 (1968年)
- 大奥絵巻 (1968年)
- 待っていた極道 (1969年)
- 戦後最大の賭場 (1969年)
- おんな刺客卍 (1969年)
- 日本女侠伝 侠客芸者 (1969年)
- 緋牡丹博徒 鉄火場列伝 (1969年)
- 昭和残侠伝 人斬り唐獅子 (1969年)
- 極道釜ヶ崎に帰る (1970年)
- 博奕打ち 流れ者 (1970年)
- 日本女侠伝 鉄火芸者 (1970年)
- 極道凶状旅 (1970年)
- 日本侠客伝 昇り龍 (1970年)
- 博奕打ち いのち札 (1971年)
- 日本女侠伝 血斗乱れ花 (1971年)
- 女渡世人 おたの申します (1971年)
- 任侠列伝 男 (1971年)
- ゾロ目の三兄弟 (1972年)
- 男の代紋 (1972年)
- 博奕打ち 外伝 (1972年)
- 日陰者 (1972年)
- まむしの兄弟 刑務所暮らし四年半 (1973年)
- 釜ヶ崎極道 (1973年)
- 山口組三代目 (1973年)
- 海軍横須賀刑務所 (1973年)
- 山口組外伝 九州進攻作戦 (1974年)
- あゝ決戦航空隊 (1974年)
- 極道VS不良番長 (1974年)
- 日本任侠伝 激突編 (1975年)
- 日本暴力列島 京阪神殺しの軍団 (1975年)
- 強盗放火殺人囚 (1975年)
- 脱走遊戯 (1976年)
- 愉快な極道 (1976年)
- 夜明けの旗 松本治一郎伝 (1976年)
- ピラニア軍団 ダボシャツの天 (1977年)
- 徳川一族の崩壊 (1980年)
- 戒厳令の夜 (1980年)
- 修羅の群れ (1984年)
- 最後の博徒 (1984年)
- 夜汽車 (1985年)
- 竜馬を斬った男 (1987年)
- アナザー・ウェイ ―D機関情報― (1988年)
- 極道の妻たち 最後の戦い (1990年)
- 新極道の妻たち 覚悟しいや (1993年)
- はるか 素顔の19歳 (1995年)
- 泣いて笑って ポコアポコ (1996年)
- だんじり囃子 (1997年)
- わかりあえる季節 (1997年)